ESXiMonitor: ESXi モニターツール

ESXiMonitor とは?

ESXiMonitor はリモート VMware ESXi サーバ上のゲストOSの電源の状況を監視し、パワーオン、パワーオフ、リセット、シャットダウンなどの電源操作を行う行うツールです。
English page is here

※ このツールは Java で書かれており UI は JavaFX を使っています。
また、ESXi サーバの操作には VMware VI (vSphere) Java API を利用しています。

サポートされるプラットフォーム

ESXiMonitor は 100% Pure Java アプリケーションですので Java SE が実装されているプラットフォームであれば動作させることができます。

前提条件

Java のインストール

システムに JRE 7 かそれ以降のバージョンの JRE もしくは JDK がインストールされている必要があります。

ESXi サーバのサポートモードの有効化

ESXi サーバに対して電源操作を行うためには root ユーザでの SSH ログイン(通称サポートモード)を有効にする必要があります。以下のドキュメントを参考にしてください。

ダウンロードとインストール

以下のリンクをクリックするだけでこのツールを起動することができます。(*1)(*2)
Java プログラムとライブラリが自動的にダウンロードされシステムにインストールされます。

ESXiMonitor

最新のソースコードをダウンロードしたい場合には以下のリンクからダウンロードできます。

esximonitor.tar.gz

コードは Github にあげているので Github 上でコードを見ていただくこともできます。

https://github.com/kaizawa/esximonitor

(*1) Mac OS の場合には esximonitor.jnlp というファイルがダウンロードされるだけで直接起動できないようです。起動するためには Finder からダンロードフォルダを開き esximonitor.jnlp ファイルを右クリックして「このアプリケーションで開く -> Java Web Start.app(デフォルト)」で起動してください。
(だれかブラウザから直接起動できる方法ご存知の方教えてください!!)

(*2) jar ファイルを自著署名しているので起動時に以下のような警告がでます。

もし問題無いと判断されましたら「リスクを受け入れて、このアプリケーションを実行します」にチェックをいれて「実行」ボタンを押してください。
将来的にはこの方法でも起動ができなくなるようなのでコード証明書の取得も検討中です。(高い…)

コンパイル方法

上記のソースコードをダウンロードしてきた場合には圧縮ファイルを展開したディレクトリで ant コマンドを実行することでコンパイルすることができます。

$ ant
Buildfile: /Users/ka78231/NetBeansProjects/esximonitor/build.xml
 :
default:

BUILD SUCCESSFUL
Total time: 7 seconds
$

使い方

ESXiMonitor の起動

ブラウザーからの起動

先述のとおり以下のリンクをクリックするだけで起動できます。

ESXiMonitor

コマンドラインからの起動

ソースコードからビルドして jar ファイルを作成した場合、インターネットに接続せずに直接起動することもできます。
上記のソースコード圧縮ファイルの中に UNIX、Windows 向けの起動スクリプトが用意してありますのでそちらを使って起動してください。

$ cd kaizawa-esximonitor-69021cf
$ ./start.sh
  • Windows
C:\> cd kaizawa-esximonitor-69021cf
C:\kaizawa-esximonitor-69021cf> start.bat

ESXi サーバの指定

初回起動時以下のような画面が現れ ESXi サーバの情報が求められます。

ホスト名(もしくはIP)、ユーザ名、パスワードを入力し最後に「Add」ボタンを押してください。
正常にログインできれば ESXi サーバ上の VM のリストが現れるはずです。

ゲストOSの監視と電源操作

ESXi サーバが指定されると、以下のようなウィンドウが現れます。

豆電球のアイコンは各ゲストの電源のオンオフを表しています。
その左側には、パワーオン、パワーオフ、リセット、シャットダウンのそれぞれの操作に対応したボタンが表示されています。

複数の ESXi サーバの監視

もし複数台の ESXi サーバの監視を行いたい場合には、メニューから Edit -> ESXi Servers をたどってください。
するとサーバの一覧画面が現れるはずです。「New」ボタンを押すと初回起動時と同様に ESXi サーバの情報を入力する画面が表示されます。
なお、ESXiMonitor ツールはこれらの情報を覚えていますので、次回起動時に再度サーバ情報を入力する必要はありません。

その後、監視したい方のサーバをコンボボックスから選択肢ます。

※ コンボボックスの右横の「Show All Servers」にチェックをいれると全てのサーバを一度に監視できます。

License

ESXiMonitor is provided under BSD License.
This program is an open source software and free of charge.
You can use this program freely for any commercial and non-commercial use.


This tool is utilizing following libraries and icons.

VMware VI (vSphere) Java API
http://vijava.sourceforge.net

Ganymed SSH-2 for Java
http://www.ganymed.ethz.ch/ssh2/

FAMFAMFAM - Silk Icons.
http://www.famfamfam.com/lab/icons/silk/